製品のよくあるご質問

  • バイオハザードセフティキャビネットとバイオクリーンベンチの違いは何ですか?
    バイオハザードセフティキャビネットには、作業空間でウイルスなどの危険なサンプルを扱っても作業者を保護する事を目的として設計されております。 バイオクリーンベンチ(クリーンベンチ)は、サンプル保護のみで作業者保護の機能は有しておりません。
  • バイオクリーンベンチの利点は何ですか?
    オールフレッシュタイプのクリーンベンチは作業空間から作業者の方にエアーが出てきますが、バイオクリーンベンチは80%くらいのエアーが循環し、残りの15%が天井部から室内に排気されます。作業者には排気されるエアーが直接当たりません。また、一度ULPAフィルターを通ったクリーンな風がキャビネット内を循環するためフィルター寿命が大幅に伸びることが期待できます(循環率は約85%となります)。
  • ガス配管やサクション配管はキャビネットのどちら側に取り付けられていますか?
    基本的に正面向かって右側に取り付けてあります(下図参照)。 キャビネットを上から見たところ   ご希望により正面向かって左側もしくは両側に取り付けることも可能です。 ご注文時に弊社代理店様もしくは弊社までご連絡くださいますようお願いいたします。
  • 安全キャビネット、バイオクリーンベンチの電源ケーブルの長さと形状を教えてください
    2m90cm、3ピン(アースつき)です。
    装置の電源ソケットは装置上面のフロント側(以下の図参照)にあり、電源ケーブルを背面の床に下ろすには2m50㎝ほど必要とします。その上で施設側の電源コンセントをご用意ください。
  • ESCOキャビネットの作業台の耐荷重を教えてください

    35Kgです。
    置くものによっては、もう少し荷重が増えても大丈夫です。
    大型機器を設置したい場合、外寸、足の数・位置、図面などの情報と共にお問い合わせください。

  • ワークエリア内サービスコンセントの容量を教えてください。
    作業エリア内に設置されている全てのコンセントの合計で5アンペアです。
  • 施設の停電が予定されています。バイオハザードセフティキャビネット、バイオクリーンベンチはどうすれば良いですか?
    電源を切っておく(電源ケーブルを抜く)ことをお勧めします。
    停電から復帰後、電源ケーブルを元通りに挿すだけで、今まで通りにお使いいただけます。
    念のため、電源ケーブルを挿した後、ウォームアップ運転(3分)をしていただくようお勧めします。
  • ULPAフィルターとHEPAフィルターは何か違うのでしょうか?

    ULPAフィルターはHEPAフィルターよりも集塵効率が約10倍となっています。これによりサンプルを扱う作業空間の清浄度が非常に高く維持できます。

    実際、ISO クラス分類(指定粒径以上の許容粒子濃度 個/m³)において、ULPAフィルターはISO クラス3に位置付けられます(HEPAフィルターはISO クラス5です)。

  • ULPAフィルターを採用しているとフィルター寿命が短くなるのではないですか?

    一般的にフィルター寿命は、送風ファンの性能に大きく依存します。フィルターの詰まりにより風速が低下した場合、ファンの回転数を上げる事により風速を上げることができます。(選定風速を維持できます。ファンの回転数を上げる作業は弊社の技術員が行います)

    ESCO社製キャビネットのファンは、納品時におけるファンは最大性能の約2/3の力でしか動作しておらず1/3の余裕があります。従って風速が落ちてきてもすぐにフィルター交換を行う必要はございません。

  • Esco社キャビネットのフィルター寿命を教えてください。
    フィルターの寿命は使用頻度だけでなく使用環境によって大きく異なります。 バイオハザードセフティキャビネットやバイオクリーンベンチは大きな掃除機のような物であり、フィルター寿命は、設置環境のクリーン度に影響を受けます。経験的に5年ぐらいです。 できるだけクリーンな使用環境でお使いいただくことで、フィルター寿命を延ばすことができます。 フィルター寿命は、ディスプレイに「Filter Life Left」と%で表示されています(サッシが閉まっているときは表示されません)。10000時間稼働で0%となる計算で表示されています。 ただし、先に説明しましたように、フィルター寿命は設置環境のクリーン度に影響を受けますので、この%は、あくまで目安としてください。表示が0%になってもお使いいただけますが、専門技術者による検査を強くお勧めします。
  • バイオクリーンベンチのULPAフィルターは自分で交換できますか?
    バイオクリーンベンチもバイオハザードセフティキャビネットと同様、フィルターの交換は専門の知識を持った技術者による交換を推奨いたします。 フィルター交換後は、大切な検体を守るため、使用再開前に各種検査の実施を推奨しております。
  • 【動画あり】Esco社キャビネットの蛍光灯、UVランプの交換時期を教えてください。
    使用状況によって異なります。 蛍光灯の寿命は約1万時間です。 UVランプの寿命は約9000時間ですが、安定した除染能力のために2000時間での交換をお勧めしています。操作パネルに表示される「UV Life Left」は、2000時間を分母とした寿命残時間の%です。

    【動画】ESCO社キャビネットの蛍光灯の交換方法

    【動画】ESCO社キャビネットのUVランプの交換方法

  • Esco社安全キャビネット、バイオクリーンベンチに、一般的な殺菌灯であるGL-15/GL-30を使用してもいいですか?
    Esco社キャビネットの殺菌灯の点灯は、日本で一般的なグロー放電方式ではなく、インバーター方式ですので、GL-15/GL-30は不点あるいは正常な状態で点灯しません。燃焼等、事故がおきる可能性もあります。
    メーカー指定の殺菌灯(UV-15A-L、UV-30A-L)をお使いください。
  • 【動画あり】ワークエリア内サービスコンセントが通電していません
    まずは、フロントパネルのコンセントボタンが点灯しているか確認してください。 点灯していなければ押して点灯させてください。 次に、コンセントの「RESET」ボタンが飛び出ていないか確認し、飛び出ていれば押し込んでください。飛び出ているのか押し込まれているのかわかりにくい場合は、一度「TEST」ボタンを押してから「RESET」ボタンを押してください。「RESET」ボタンを押し込めない場合には、使用している機器の電源コードを抜いた状態で試してください。 フロントパネルのコンセントボタンが点灯し、コンセントの「RESET」ボタンが押し込まれているのにもかかわらず、通電していない場合、コンセントの不具合かヒューズが飛んでいることが疑われます。専門の技術者がお伺いすることになります。 弊社サポートデスクにご連絡ください。 ワークエリア内にもう1セットコンセントがある場合、お手数ですが、別の1セットのコンセントが通電しているかをご確認いただき、弊社サポートデスクにお伝えださい。 サポートデスクへのご連絡はこちら 【動画】ESCOキャビネット内部コンセントが使用できないときの対処法
  • ワークエリア内サービスコンセントに機器を接続して使おうとするのですが、すぐにコンセントの通電が切れます。
    コンセントは漏電遮断機能つきです。漏電が感知されると電流が遮断され、RESETボタンが飛び出します。 RESETボタンを押し込むと、コンセントの通電は回復します。 使おうとする度にRESETボタンが飛び出す場合、お使いの機器で漏電している可能性があります。 機器に漏電がないかメーカーや専門家にご相談ください。
  • ワークエリア内サービスコンセントにプラグが挿さらない(挿さりにくい)
    出荷前に「プラグが挿さるか」は確認済みです。
    防滴・感電防止仕様のため、通常より挿さりにくいと感じられるかもしれません。
    コンセントのスロット内部にプラスチックの蓋があるので、それをこじ開けるイメージでゆっくりと少しクネクネさせながら挿してみてください。
    斜め上や下から挿すと入りやすいこともあります。