製品のよくあるご質問

  • サンプル濃度の測定値が予想よりも非常に高い場合や低い場合には、どのステップに問題があると考えられますか?
    以下の工程を確認して再測定してください。 精製不足:目的とする波長域において不純物の吸収によるノイズの影響。 使用ピペット:分注誤差が大きい、チップが適合していないなどの影響。 プログラム設定:サンプルの設定(例えばdsDNA、RNA、oligoなど)が正しく選択されていない。 サンプル量:サンプルの濃度によって変わりますが、0.3~1μLが最低量です。
  • 測定部とミラー部は、リントフリーティッシュペーパー(キムワイプ等)を使い表面を拭くだけで十分ですか?
    はい。表面が石英でできている測定部とミラー部には、サンプルが残らないようにしてください。 リントフリーペーパー(キムワイプ等)に、水または70%のエタノールをわずかに湿らせ、サンプルの残りやホコリをふき取ってください。
  • 核酸サンプルは測定前に精製を行う必要がありますか?
    はい。260nmの吸収を持つ他の分子が存在すると、結果に影響を与えます。
  • Implenの本国サイトに、新しいバージョンのソフトウェアが公開されました。インストールしても問題ないでしょうか?
    確実なサポートを実施させていただく上でも、弊社サイトからのダウンロードおよびアップデート等の適用を推奨しております。
  • ファームウェアのアップデートは、ビーテックに依頼すれば無償で実施してもらえますか?
    納品時のアップデートを除き、原則としてお客さまご自身で実施していただくことを想定しておりますが、アップデート法のレクチャーや実施などについては臨機応変に対応します。 何かありましたら購入販売店もしくは弊社までご相談ください。
  • Implenの本国サイトにアップロードされているソフトウェア、ファームウェアやマニュアルと、ワケンビーテックのサイトにアップロードされているものの違いは何ですか?
    弊社サイトにアップロードされているものは、弊社内にて動作検証を行い、確認が取れたものとなります。 確実なサポートを実施させていただく上でも、弊社サイトからのダウンロードおよびアップデート等の適用を推奨しております。
  • ImplenのソフトウェアはどのOSに対応していますか?
    Implenのソフトウェアは様々なOSに対応しています。
    • Windows:Windows7, 8, 10 (32 & 64 bit)
    • Mac:OS X
    • iOS
    • Android
  • 測定結果で230/260や260/280の表示に(!)が表示されます。これは何ですか?
    これは、Sample Quality Control機能による純度の制限値外であることをお知らせしています。【Nucleic Acids】【ProteinUV】で有効な機能です。 PreferencesのWarning Messagesの中にSample Quality Controlで各制限値を設定できます。 デフォルト値は下記です。
    • Nucleic Acids A260/A230:下限値1.8 上限値3.0 A260/A280:下限値1.65 上限値2.5
    • ProteinUV A260/A280:上限値0.7
  • 濃度の結果は自動的に計算されますか?
    【ProteinAssay】【Nucleic Acids】【ProteinUV】、さらにMore App内【Concentration】【Standard curve】のアプリケーションにおいて、濃度は自動で計算されます。 他のアプリケーションでは、吸光度値(光路長10mmに変換)が表示されます。
  • 制御用PCで通信する時の方法を教えてください。
    ファームウェアバージョン2.0.12465未満は、USBケーブルのみで通信できます。 ファームウェアバージョン2.0.12465以降は、Windows PCの場合、USBケーブル、WiFi接続、LAN接続が可能です。
  • PC用ソフトウェア、タブレット・スマートフォンのアプリは、どこで入手出来ますか?
    PC用ソフトウェアは、弊社Webからダウンロードしてください。 https://btech-web.sakuraweb.com/download/maker/softwares タブレットやスマートフォン用アプリは、各ストア(App StoreまたはGoogle Play)でダウンロードしてください。
  • NanoPhotometerは再調整や定期点検が必要ですか?
    いいえ。NanoPhotometerはTrue Pathテクノロジーにより、光路長に調整を要するモーター等の稼動部がありません。そのため再調整は不要です。スタートアップ時には毎回自動診断が行われます。 ただし、測定部やミラー部の清掃などの、使用する上での一般的なメンテナンスは必要です。70%エタノールとリントフリーティッシュペーパー(キムワイプ等)を用いた清掃を推奨いたします。
  • NanoPhotometerは、制御用PCは必要ですか?
    液晶タッチスクリーン搭載モデルであれば、スタンドアロンで使用できます。 液晶タッチスクリーン非搭載モデルの場合は、PCやタブレット、スマートフォンでの制御が必要となります。
  • NanoPhotometerの起動中、ランプは点灯し続けていますか?
    いいえ。NanoPhotometerは測定する時のみランプが点灯します。一日中電源を入れておいても、ランプが消耗することはありません。
  • NanoPhotometerの測定は、どれくらい正確ですか?
    NanoPhotometerは性能に影響する可動部分がないため、長期間正確に測定できます。 特許技術【サンプル圧縮テクノロジー】は、サンプルを蒸発から守ります。測定結果はサンプルの性質や状態によっても変動しますが、測定偏差は±3%未満です。 測定環境にも大きく依存していますので、可能な限り同じ条件、環境での測定をおすすめします。
  • 有機溶剤や反応性の高い物質を使うと問題がありますか?
    一般に、測定部およびミラー部は高い有機溶剤耐性を持っていますが、濃い酸や塩基性の溶液を使うのはおすすめしません。 特定の溶媒を使う場合には、弊社までお問い合わせください。下記からダウンロードできるファイルに記載されている溶剤は、使用できることを確認しています。 Implen社 NanoPhotometer 測定部に使用可能な溶剤の一覧
  • 内蔵ボルテックスミキサーは、NanoPhotometerの性能、光学特性/安定性に影響しますか?
    いいえ。内蔵ボルテックスミキサーは振動が低くなる様に特別に設計されており、装置の性能に影響を与えません。
  • ランプの寿命はどれくらいですか?
    NanoPhotometerは、キセノンフラッシュランプを採用しています。ランプの寿命は約10年(10⁹回) です。この間ランプの光強度が減衰することはありません。
  • 複数のデバイスでの通信は可能ですか?また、優先権はどのデバイスにありますか?
    本装置は本体搭載のタッチスクリーン、Windows/Mac PC、タブレット、スマートフォンでの操作が可能です。 本体とデバイスは1:1で通信を行います。 液晶タッチスクリーン搭載モデルでは、タッチスクリーンでの操作に優先権があります。 それ以外では、接続しているデバイスが優先されます。
  • バリデーションを依頼したいが、可能でしょうか?
    NP80、N60、C40、N120で可能です。詳細は弊社までご連絡ください。
  • 全波長測定時に800~900nmがABS=0付近で波打ちます。これは装置の故障ですか?
    これはキセノンフラッシュランプの特徴です。現在の市販されているキセノンフラッシュランプは、その付近で不安定な光源です。誠に申し訳ございませんが、ご理解ください。
  • 装置をより精度よく使用するために気をつけることはなんですか?
    ミラー部と測定部を毎回クリーニングしてください。また、電源を入れた後、20分間装置をそのままにして、電気が十分安定した後に使用してください。