特集記事

Implen社 微量分光光度計NanoPhotometerのご紹介

ビーちゃんLINEスタンプをご希望の場合は上記コンタクトフォームに必要事項を入力して送信してください。

Implen社(ドイツ)が販売するNanoPhotometerシリーズは、独自の技術を活かし確実な測定や優れたユーザビリティを誇る高性能な微量分光光度計です。本ページでは同社製品の魅力をご紹介いたします。

C40 N50 N60 NP80 N120

NanoPhotometer 紹介動画

確実な測定を支える、比肩なきコアテクノロジー

安定かつ正確な蛋白質の測定に

超微量での蛋白質の測定における最大の問題は、界面活性剤等による低表面張力の影響です。Implen社のサンプル圧縮テクノロジーは、この問題点を解決し、安定した測定をお約束します。光路ウィンドウとミラーで挟み込む独自技術が、表面張力の影響を排除します。

  1. 以前は、大学に設置してある共用の分光光度計を使用しておりましたが、再現性の点で問題を抱えており、研究室での購入を考えておりました。そんな中、4~5社の微量分光光度計をデモ機として使用した結果、使い勝手や費用面で優れていたIMPLEN社のNanoPhotometerを購入いたしました。購入から1年が過ぎましたが、測定の再現性は非常に良好で、これまで抱えていた問題は克服されました。また、とてもユーザーフレンドリーであるので、学生に対する説明も短時間で済み、研究室のスタッフにも好評です。

 

名古屋市立大学 大学院薬学研究科 薬物動態制御学分野
講師 保嶋 智也 先生

  1. 精製DNAの濃度とスペクトル測定、また、精製タンパク質の濃度測定に使用しています。再現よく測定でき、また、他社製の分光光度計とほとんど同じ値になります。パソコン不要で起動も早く、操作も非常に簡単です。小型で設置面積が小さいのも良いと思います。若手Bのような少額の科研費でも購入しやすい価格なのは、とても嬉しい点です。

 

京都産業大学 生命科学部
研究助教 吉田 徹 先生

サンプル蒸発の心配はありません

サンプルは、光路ウインドウとミラーによる密閉空間に封じ込められた状態で測定されるため、蒸発やコンタミネーションのリスクを最小限に留めることができます。また揮発性有機溶媒を用いた測定でも威力を発揮します。

最小の測定ボリューム

ミラー反射による光路システムを用いたNanoPhotometerシリーズでは、測定ボリューム量はわずか0.3μL~(N120:2μL~)と他の追随を許しません。

True Pathテクノロジー

シンプルであることは安定性に直結します。Implen社のTrue Pathテクノロジーは広範囲なダイナミックレンジをわずか2種類の高精度光路(希釈率:15, 140、N120:80, 10)でカバーします。サンプルの吸光度に応じて自動的に最適な光路長が選択されるため、ユーザーが意識することはありません。機器の校正や定期調整は必要なく、永続的な正確性と安定性を保証します。

主な機能

*N120は最小ボリューム2.0μLです。

NonoPhotometerのインターフェイス

正確性


特許取得済みのサンプル圧縮テクノロジーとTrue Pathテクノロジーにより、比類ない正確性を実現。サンプルの表面張力の影響を受けず、微量サンプル測定の大きな問題である蒸発もありません。

日本語対応


インターフェイスは、英語、日本語、中国語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語から選択可能です。

キャリブレーションフリー


内蔵の光学系はドリフトの可能性がなく再校正の必要がないため、校正に伴う時間・金銭コストがかかりません。測定部は堅牢で傷つきにくく、容易にクリーンアップができます。特別な手入れは不要です。

Sample Quality Control


サンプルの品質を測定中にモニタリングし、内部の気泡、不純物、濁り、糸くずの混入、コンタミネーションを検出します。

Easy to Use


洗練されたNPOSシステムにより、使いやすく直感的な操作で各メソッドの利用が可能です。

Blank Control


ブランク測定中に異常が見られた場合、エラーメッセージでお知らせします。

様々なインターフェイス


7インチ液晶タッチスクリーンからの操作だけでなく、PC・タブレット・スマートフォンからの制御が可能です。Wi-Fi、USB(A/B)、有線LANでの接続が可能です。USBポートを使用すればマウス・キーボード・バーコードリーダーの操作が可能です。

キュベット測定


キュベットポートを搭載しており、汎用キュベットを使用できます。使用ない時は電動ゲートが閉まり、埃を防ぎます(NP80のみ)。37℃での温度制御も可能です。

バッテリーによるモバイル利用


N120/NP80/N60/C40では、バッテリー搭載のモバイルモデルを選択できます。最大8時間(N120では3時間)、外部電源から供給することなく利用できます。電源のない場所や屋外での利用に最適です。

内蔵ボルテックスミキサー


正確で再現性の高いデータを得るためには、測定直前にサンプルを確実に攪拌することがポイントです。NP80/N60にはボルテックスミキサーが搭載されています。

ネットワーク接続


Wi-Fi、Ethernetを使用してネットワークに接続できます。またAirPrintを使用してのネットワークプリントが可能です。

  1. 非常にコンパクトなのにボルテックスもついている。DNA/RNAもタンパク質濃度も測定できる。さらにプログラムもタッチパネルで簡単に操作できる。などなど、とても重宝しています。

 

金沢大学 学際科学実験センター 遺伝子改変動物分野
教授 大黒 多希子 先生

  1. サンプルを載せる場所が赤く点灯しているため、サンプルを載せやすく、微量操作がしやすいと感じた。
    また、購入前は、ボルテックスが搭載されていることにメリットを感じていなかったが、使い始めてみるとこのボルテックスが非常に便利であることに気づいた。
    感度も特に問題はなく、使いやすくて細かな気遣いの行き届いた製品であると思った。

 

富山大学 和漢医薬学総合研究所
教授 森田 洋行 先生

液晶タッチスクリーンを搭載し、スタンドアロンで使用可能

7インチ液晶タッチスクリーンモデルはPC等の周辺機器が不要です。直感的な操作で簡単に操作が可能です。

*タッチスクリーン非搭載モデルは別途PCまたはスマートフォン、タブレットが必要です。

  1. タッチパネルの反応もとてもよく、とても使いやすくて感覚的に使用できる点でとても便利です。PCなどに接続する必要もなく、マシーン自体もとてもコンパクトなので、省スペースの点でも良いと思います。

 

京都薬科大学 統合薬科学系
教授 高田 和幸 先生
助教 西村 周泰 先生

  1. DNA、RNAの定量に使用しています。コンパクトでタッチパネルが使いやすい微量分光光度計です。耐久性もあり結果も安定しています。

 

立命館大学 生命科学部 生物工学化 応用分子微生物学研究室
講師 戸部 隆太 先生

 

ソフトウェア:優れたユーザビリティと拡張性

Implen社独自の、Linuxベースで開発されたNPOS(NanoPhotometer Operating System)はUV/Vis分光測定のためのパワフルなオペレーションシステムです。液晶タッチスクリーンのほか、PC(Windows / Mac)、スマートフォン・タブレット(Android OS / iOS)など複数のインターフェイスを使用することができます。システムは標準の測定メソッドのほか、カスタマイズされたメソッドを簡単に呼び出し、実行・保存ができます。革新的で直観的操作が可能なこのシステムは、弊社Webサイトから常に最新版が公開されており、無償でアップデートすることができます。

  1. NanoPhotometerは、それ自体が非常にコンパクトで(200(W)×290(D)×200(H) mm)、制御用の為に外部PCへの接続が不要で単独使用できる為、設置場所を選びません。測定データも、以前使用していた機種よりバックグラウンドが低く、高い精度で測定できる印象です。常時起動しておけるので、思い立った時にタッチパネルを触るだけですぐに使用できて、ストレスを感じません。多検体の連続測定も、データをUSBやWIFIで簡単に回収できるので、メモを取る必要もないです。タッチパネルによる直観的な操作は、特に取扱い説明を受けなくても様々な機能を簡単に使用できます。我々の研究室では、主にDNAや精製タンパク質の濃度を測定することが多く、NanoPhotometerは大変重宝しています。

 

名古屋大学 細胞生理学研究センター
准教授 阿部 一啓 先生

  1. 省スペース。同じ機能の分光計で最もサイズが小さい。
    モニターが無くとも、WiFiで外部端末と連携してデータ記録が可能。比較的通信も安定。
    必要に応じて、チャンバーに出し入れ可能。例えば、使用頻度が少ないラボでは、普段チャンバー外で使用し、使うときだけ、チャンバーに入れることもできる。

 

埼玉大学 様

利用可能メソッド
  • 核酸:dsDNA、ssDNA、RNA、オリゴヌクレオチド
  • 蛋白質:UV(A280)、BCA比色、Bradford、Lowry
  • 細胞・菌体濃度:OD600
  • 指定波長測定、波長スキャン
  • 吸光度比率、標準曲線作成
  • カイネティクス など
各種デバイスでの直感的な操作が可能
スマートフォン タブレット 液晶タッチスクリーン PC(Windows / Mac)

  1. DNA・RNAの定量に使用しています。
  2. 他社製品と並行して利用していますが、使い勝手、ソフト面で大変満足しています。

 

岡山県生物化学総合研究所 様


製品についての詳細な情報は製品ページおよびトピックスページをご覧ください。

文献・学術論文

文献・学術論文のリンクボタンから、Implen社 NanoPhotometerを使用した学術論文をご覧いただけます。
(Implen社のWEBサイト(外部サイト)へ移動します。)